週刊ヤングジャンプにて連載中。
喰種(グール)と呼ばれる、食人種族が蔓延る東京。
主人公は、喰種の臓器を移植されてしまい半喰種として生きる事に。
人間でもない、喰種でもない主人公の立つべき場所と成すべき事は…?
読み切りの頃から気になってた漫画家さんの連載作。
読み切り時の、喰種の味覚が感じる、人間の食事の表現が凄い気に入った。
味噌汁を機械油と言ったり、たい焼きを馬の糞を練り固めたものとか言ったり。
なんとも凄い上手い例えをするもんだなーと。
連載では、主人公は最初人間で、その後喰種になるという形に変更された。
その変更によって、喰種になった事による苦悩とか、その苦悩を喰種達にぶつけることで、喰種側の苦悩が浮き彫りになったり、非常にいい変更。
あと最近流行り(?)の弱気主人公なんだけど、そこから覚悟を決めていくまでのテンポが凄く絶妙。
読んでてイライラさせられることもなく、逆に主人公の成長とか覚悟っぷりが気持ちいい。
最初から覚悟完了している主人公では、これは味わえないけど、逆にずっとうじうじしててイラつく事も多いので、その匙加減が上手いだけでも読む価値は十分にあると思うの。
現在2巻まで刊行。
多分3巻で、主人公金木が半喰種としてのやるべき使命に目覚める感じかな?
人の首がポーンと飛んだりするけど、それが平気な人は是非是非どうぞ。
↓はちょっと書き込んで地味だったので没に。こういう静物的な構図は苦手じゃよー